「日本の子どもたちに、日本人の作家による、
はじめてであう絵本を」との思いで
「こぐまちゃんえほん」シリーズは
1970年に誕生しました。
子どもたちにとって一番最初の友だちとして
世代を超えて愛され続けている
このシリーズは、
現在ボードブックや
点字付きの絵本などを含め22点、
累計1000万部以上が発行されています。
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こぐまちゃんシリーズの
作り手は
なんと4人!こぐまちゃんシリーズの作り手は
なんと4人!このシリーズは「画家」「歌人」「劇作家」そして「編集者」の熱意あるおじさん4人が、時には幼稚園に一日体験入園し、時には動物園に遠足に出かけ、そして時には七輪でホットケーキを焼きに焼き、アイデアを出し合って作られました。言葉選びからストーリー展開まで、4人全員が合格点を出さないと出版されないという、日本の絵本作りではとても珍しい集団制作で生み出されたものなのです。
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等身大の主人公
等身大の主人公
シリーズを作るとき作者たちが考えていたのが、 特別な出来事ではなく、朝ごはんにお風呂、ボール遊びやお買いものなど、“子どもにとって本当に身近なこと”をテーマにする、ということ。その際、格好のモデルになったのがまだ小さかった若山家のお子さんたちでした。『こぐまちゃんのどろあそび』で登場する、こぐまちゃんとしろくまちゃんのケンカも実際の姉弟ゲンカが元になっています。このリアルな描写こそが、子どもたちが主人公になりきっておはなしに没頭する秘密なのかもしれません。
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こぐまちゃんには
“原画”がない?こぐまちゃんには“原画”がない?
通常の絵本は作者の描いた(カラフルな)絵=原画をもとにして印刷をします。けれども「こぐまちゃん」はリトグラフを応用した版画方式で作られているため、先に言ったような“原画”は存在しません。黒い輪郭線だけの絵や、部分部分を黒く塗りつぶした絵(色版)が、使う色の数ぶんあるだけなのです。
また通常のカラー印刷は4色なのに対し、色ごとに分けられた6色の版を特製の“こぐまちゃんインク”で印刷するのには、とても手間とコストがかかります。これも、幼い子どもたちに美しい色に出会ってほしい、手作りの温かさを感じてほしい、という願いから生まれたものなのです。 -
ことばのこだわり
ことばのこだわり
字をまだ読めない子どもたちが、ページをめくるとすらすら暗唱する!と驚かれる文章。それは美しく、リズミカルな日本語を選び抜いたからこそ。若山氏のラフスケッチを前に「ここではこぐまちゃんは何て言っているかな?」「これじゃ短すぎるよ」と森氏の案にダメ出しと手直しを何度も加えて作り上げていったのです。
『しろくまちゃんのほっとけーき』でのホットケーキが焼けていく名場面、「ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち…」という擬音は、社内で実際に七輪(!)でホットケーキを焼いてみた時の「音が聞こえる!」というひと言から誕生したそうですよ。
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こぐまちゃん
こぐまちゃんえほんシリーズの主人公。金魚や花の世話が大好きな心優しきクマの男の子。弱虫ではないが、泣いてしまうこともしばしば。
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しろくまちゃん
近所に住む同い年の女の子。お買い物とお料理が大好き。こぐまちゃんが作った泥団子を次々とつぶしてしまう、おてんばな面も。
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こぐまちゃんの
おかあさん寝る前には必ず絵本を読んでくれる優しいおかあさん。こぐまちゃんの誕生日には大きなケーキを作ります。
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しろくまちゃんの
おかあさん子どもと一緒になって、ほかほかのホットケーキを作ってくれる。おつかいに行くときもネックレスをするおしゃれなおかあさん。
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こぐまちゃんの
おとうさん朝、新聞を読むのが日課。寝る前には子どもと相撲をとるなど、スキンシップを大事にするおとうさん。四股名はおおぐまやま。
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しろくまちゃんの
おとうさん迷子のこぐまちゃんを家まで送り届けてくれた恩人でもある。
ワイシャツ&ネクタイ姿が素敵。 -
りすとうさぎ
『ひらいた ひらいた』に登場するこぐまちゃんのおともだち。うたにあわせて、みんなでたのしくダンスも!
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ぎゅうにゅうやさん
『こぐまちゃんとぼーる』に登場。こぐまちゃんがなくしたボールを牛乳と一緒に届けてくれる親切なおにいさん。
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なぞの音楽隊
『こぐまちゃんありがとう』に登場するピエロ姿の三人組。ゆかいな音楽につられ、こぐまちゃんはついて行ってしまう。
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おばけ
『さよならさんかく』に登場する青くてぐにゃぐにゃしたおばけ。
こわがってこのページを飛ばしてしまう子もいるけど、じつは隠れた人気者。
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耳:
左右アシンメトリーの耳。必ず右耳が少し大きくなっています。
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線:
太いマジックで簡単に描いているように見えますが、極細ペンで2本の線を描き、その間を墨でぬりつぶしています。
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かたち:
シンプルなフォルムの原形は、日本のおもちゃの原点「こけし」をモチーフにしています。
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目:
テディベア(ぬいぐるみ)についているガラスの瞳をモデルにデザインされた、黒&オレンジ色の個性的な瞳です。
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くち:
ギュッと結んだ、への字口。でも笑ったり泣いたり、子どもたちにはいろんな表情に見えるようです。
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洋服:
流行に左右されないよう、衣服の原点「ポンチョ」型を採用しています。主なバリエーションはこちらの4タイプ。
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色:
「こぐまちゃんえほん」を刷るためだけに作られた特別な6色のインク【こぐまちゃんインク】を使っているため、美しく、色鮮やかなところが特徴です。
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足:
シリーズ後期になるにつれ、
形状が徐々に変化して
います。初期の作品
ではこんな感じ→
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耳:
左右アシンメトリーの耳。必ず右耳が少し大きくなっています。
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かたち:
シンプルなフォルムの原形は、日本のおもちゃの原点「こけし」をモチーフにしています。
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洋服
流行に左右されないよう、衣服の原点「ポンチョ」型を採用しています。主なバリエーションはこちらの4タイプ。
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線:
太いマジックで簡単に描いているように見えますが、極細ペンで2本の線を描き、その間を墨でぬりつぶしています。
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目:
テディベア(ぬいぐるみ)についているガラスの瞳をモデルにデザインされた、黒&オレンジ色の個性的な瞳です。
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くち:
ギュッと結んだ、への字口。でも笑ったり泣いたり、子どもたちにはいろんな表情に見えるようです。
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色:
「こぐまちゃんえほん」を刷るためだけに作られた特別な6色のインク【こぐまちゃんインク】を使っているため、美しく、色鮮やかなところが特徴です。
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足:
シリーズ後期になるにつれ、形状が徐々に変化しています。初期の作品ではこんな感じ→
こぐまちゃんが有隣堂ららテラス HARUMI FLAG店へ遊びに行きます!
こぐまちゃんとしろくまちゃん
絵本作家・わかやまけんの世界
@山形美術館
終了しました
2023.4.1 (土)~2023.5.7 (日)
リトグラフや絵本原画、雑誌の表紙原画や、貴重な資料など約230点を展示。1970年に誕生した「こぐまちゃんえほん」の魅力と秘密に迫ります。
こぐまちゃんとしろくまちゃん
絵本作家・わかやまけんの世界
@山形美術館
終了しました
2023.4.1 (土)~2023.5.7 (日)
『きつねやまのよめいり』「おばけのどろんどろん」シリーズなど「こぐまちゃんえほん」とは大きく作風が異なる絵本のリトグラフと原画も展示。
こぐまちゃんとしろくまちゃん
絵本作家・わかやまけんの世界
@山形美術館
終了しました
2023.4.1 (土)~2023.5.7 (日)
こぐまちゃんとしろくまちゃんのかわいいオリジナルグッズも盛りだくさん!中には、ここでしか手に入らない展覧会限定のグッズも!
こぐまちゃんとしろくまちゃん
絵本作家・わかやまけんの世界
@山形美術館
終了しました
2023.4.1 (土)~2023.5.7 (日)
中学生以下の方には、ご来館特典もございます。ぜひこの機会にわかやまけん氏の多彩な創作活動の世界をご覧くださいね。
- 2024.10.8
- 中川政七商店とこぐまちゃんえほんがコラボしました!かや織ふきんになりました。
- 2024.8.23
- 古川紙工とこぐまちゃんえほんがコラボしました!かわいい紙モノが多数登場です。
- 2024.7.26
- こぐまちゃんステーショナリーが続々登場!
- 2022.1.1
- Tシャツのグラニフとこぐまちゃんえほんがコラボしました!