さのようこ
Sano Youko
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒業。1967年、ベルリン造形大学において、リトグラフを学ぶ。
1975年に『おじさんのかさ』(講談社)で産経児童出版文化賞推薦賞、1977年に『わたしのぼうし』(ポプラ社)で講談社出版文化賞、1983年に『わたしが妹だったとき』で新美南吉児童文学賞を受賞。『100万回生きたねこ』(講談社)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)などの自作の絵本の他、挿絵や絵本の翻訳の仕事も手がけている。また、エッセイも多数出版しており、2004年に『神も仏もありませぬ』(筑摩書房)で小林秀雄賞受賞。2008年に、長年の絵本作家としての活動に対して巌谷小波文芸賞受賞。2010年没。