会社案内
Company

“こぐま”のねがい

すぐれた絵本には《生命》があります。
だから、子どもたちの豊かな情感を育て、
あたたかな心を育むのです。

すぐれた絵本には《力》があります。
だから、子どもたちを揺り動かし、
子どもたちのうちに、
想像の世界をつくりあげるのです。

すぐれた絵本は、
子どもたちの《たからもの》です。
だから、子どもたちはひきつけられ、抱きしめ、
大切にするのです。

“こぐま”は《生命》と《力》があふれ、
子どもたちの《たからもの》になるような
絵本づくりを目指す
絵本の専門出版社です。
<初期のカタログ巻頭言より>

こぐま社が大切にしたいこと

絵本の読者は、子どもたち

 子どもたちは、一冊の絵本が気に入ると、何十回でも「よんで!」と持ってきます。子どもたちは、自分にとって“良きもの”を与えてくれる絵本を本能的にわかっていて、自らそういう本に手を伸ばす力を持っているのです。そんな子どもたちを信頼して、私たちは、絵本を作っていこうと思います。

ロングセラーを子どもたちに

 子どもたちが、自分らしさを大切に、いきいきと成長するために必要なことは、時代や環境が変ってもそんなに大きく変わらないのではないでしょうか? そんな普遍的なことがらをテーマにして、子どもたちにふさわしい描き方で描いた絵本は、50年100年後も子どもたちに読み継がれていくことでしょう。そんなロングセラーを出版していくことが、私たちが目指しているところです。

人の肉声を、生きたことばを、大切にしたい

 子どもたちは、自分の周りのことばを吸収して、自分のことばを獲得していきます。獲得したことばを使って、子どもたちは考え、自分を表現していくのです。そんな大切な時期の子どもたちには、親や周りの大人たちが、心をこめて絵本を読んだり、お話の本を読んだりしてやりたいものです。絵本は、読んでもらってこそ本当の面白さがわかりますし、耳から聞く文学である昔話を豊かなことばで紡いだ「子どもに語る」シリーズは、人の声の力を私たちに思い出させてくれます。
 人が人に語りかけることは、子どもの中にことばの力を育て、語りかけてくれる人への信頼感も育てます。機械を通した画像やことばが氾濫するいまだからこそ、人の声で語りかけることを大切にしていきたいと思います。

会社概要

  • 社名
    株式会社 こぐま社
  • 所在地
    こぐま社本社
    〒112-0014 東京都文京区関口1-23-6
    TEL:03-6228-1877
    FAX:03-6228-1875

    早稲田倉庫
    〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
    TEL:03-6228-1878
    FAX:03-6228-1889
  • 創立
    1966年3月18日
  • 代表取締役
    廣木 和子
  • 事業内容
    児童書出版

アクセス

■東京メトロ 有楽町線
「江戸川橋駅 1a出口」より徒歩1分

採用情報

2024年度・2025年度の新入社員の募集は予定しておりません。

作品の投稿について

申し訳ございませんが、作品の投稿は受け付けておりません。

こぐま社の沿革

子ども自身が抱きしめてはなさない絵本を…

 それは、1966年のこと。子どもたちが抱きしめてはなさない“宝物のような絵本”を作ることを目指して、絵本が好きで好きでたまらない編集者、佐藤英和は、創作絵本の「こぐま社」を作りました。最初の一冊『ほしのひかったそのばんに』(わだよしおみ・文/司修・絵)は、それまでなかったような細い横長の判型に、深紅の表紙絵が印象的な降誕の物語でした。

絵がお話を語る…それが絵本

 1967年に出版された『11ぴきのねこ』(馬場のぼる・作)、1969年の『わたしのワンピース』(西巻茅子・作)は、いまでは代表的なロングセラー絵本になっています。この絵本の文字を読まないで、どうぞ絵だけを見ながらページをめくってみてください。絵だけでお話が読みとれませんか? それは、字の読めない子どもたちが感じている絵本の楽しさでもあるのです。佐藤が考えた“絵本”とは、このように“絵がお話を語る絵本”でした。

日本の作家が日本の子どもたちのために描く“創作絵本”を

 国が違い、ことばが違い、生活習慣が違えば、何でもない日常で出会う、物や事柄もそれぞれ違います。例えば、「あさごはんを たべます」ということばにつける絵は、食べ物はもちろん、容器やスプーンやお箸まで、国によって違うでしょう。行動範囲の狭い、小さな子どもたちのための絵本はとくに、その国の作家や画家が、その国の子どもたちのために心をこめて描いたものでありたい…と、佐藤は考えました。そこで、1970年に「こぐまちゃんえほん」シリーズ(わかやまけん・もりひさし・わだよしおみ・佐藤英和 共同制作)の出版を開始いたしました。シリーズが15冊揃ったいまでは、子どもたちにとって〈こぐまちゃん〉と〈しろくまちゃん〉は、大切なお友だちの一人になっています。