エゴン・マチーセン
Egon Mathiesen
1907年、デンマークのエスビエーアに生まれる。デンマークの代表的絵本作家で、とくに日本では『あおい目のこねこ』(福音館書店)の作者として知られている。ほかに『ひとりぼっちのこねずみ』(福音館書店)など、多くの絵本がある。絵本に関して、常に画家の目で見た「芸術的な質」を大切にし、また「(本が)子どもに真実として受け取られるためには、(本の)全体が作者にとって深い真実でなければならない」ことを説き、真摯な姿勢で絵本を作り続けた。デンマーク政府の絵本賞を受賞。また、抽象画家としても有名で、とくにすぐれた壁画作品を残している。画家である夫人との間に一人娘がある。1976年没。