ちいさなしろくまくんのおはなし
ある冬の晩、ちいさなしろくまくんは、こっそり家を抜け出します。はじめは元気よく歩いていきますが、道に迷って泣きだして…。自立心が芽生えはじめた子どもの姿を描きます。ていねいにやさしく語りかける文で、ページ数のわりには幼い子どもたちからよく聞きます。
愛読者カードより
- 煙突のついたおうち、ちいさなイス、テーブル、ピンクの毛布、クッキーにココア…、次々に大好きな物が登場し、大喜びでした。しろくまくんが、手袋をせずに外へ出るところなど、自分のことのように興奮して心配したり、お迎えの車が来ると安心したり…、ストーリーに入り込んでいるようでした。これからも、子どもが身近に感じられるテーマで、心が温かくなるようなお話に出会えることを楽しみにしています。(奈良県 T・I さん)
- 息子は、まだ2歳3カ月ですが、絵本が大好きです。『ちいさなしろくまくんのおはなし』を読んであげると、くり返し「ね、〜でしょ」と語りかけるように書かれている文章に、いちいちうなずいて、目をキラキラさせながら、次のページをめくるのをニコニコして待っています。さし絵に沿ったストーリー展開なので、中に出てくる物の名称も覚えているようです。(奈良県 S・Oさん)