子どもの翼を信じて 巣立ちの日のために大切なこと
子どもの翼を信じて 巣立ちの日のために大切なこと
ひぐちみちこ 著
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- 商品番号
- 1834
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- 年齢の目安
- 大人から
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- ページ数
- 112ページ
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- サイズ
- 小B6判
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- ISBN
- 978-4-7721-9042-8
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- 発行年
- 2005年発行
関連カテゴリー
いまなぜ、子どもがあたり前に巣立つことが難しいのか。3歳児の「いや!」も、思春期の親との衝突も、みんな巣立つ日のためのトレーニングであると、著者は言う。そして、親が巣立つ子を引き止めていないかとも。
愛読者カードより
- 中1、中3の息子と娘をもつ母です。やさしい文章に、胸に染み入ることがたくさんありました。「かけがえのないたった一人の自分」の章では、自分も励まされました。子どもが巣立つ前のこの大切な時を共有できることがありがたく思えました。(東京都 A・Kさん)
- 感動の連続でした。実父との関係に頭を悩ませている中、受験を間近に控えた息子は、どこまでも我をぶつけてきます。自分から受験を決意したのに、テレビにゲーム…、親を試すかのようです。そんな辛い毎日の中、この本に出会いました。母として、ひとりの人間として、もう一度やり直そうと思えるような勇気をもらえました。(兵庫県 M・Tさん)
目次
はじめに
第1章 巣立ちは第二の誕生のとき
巣立ちは第二の誕生です/本人だけが聞く第二の誕生の産声 /若い人たちは、いま/時代に共通な若い人たちの思い/親が肯定することで子どもは自分を肯定できる
第2章 自分を知り、自分を好きになる
自分を好きになること/自分とは何かを考える/かけがえのないたった一人の自分/神さまからの贈り物に気づく/まわりの大人がことばにしてほしい/自分の個性を活かして生きる/本当の友だちがほしい/「イヤ」といえる友だちを
第3章 子どもの翼が見えますか
赤ちゃんのころから翼の骨格は備わっています/子どもの個性がわからない/効率重視の時代に育った親たち/飛べない鳥/翼の骨格になるのはその子の個性です/個性を「善きもの」として受け取ることの大事さ/個性には二面性がある/「淋しい人」にならないように
第4章 巣立ちの準備と親子の衝突
「いや!」は大切なはばたきの練習/親に反抗するのはいけないこと?/子どもの反抗を許さないのは、なぜ/お母さんは、自分がスッとするまで怒ってるだけ!/子どもとの衝突から親が自分の課題に気づく/激しくぶつかりあっても関係は修復できることを学ぶ機会/自分がいったことを、自分の耳が聞く/黙って見ていることの難しさ/壁として立ちはだかることも親の責任です/ことばで伝えあうことをあきらめないで
第5章 巣立ちのときにできてほしいこと
我が子が一人暮らしをするとしたら/中学生の親同士もつながりたい/勉強から離れることで子ども全体が見えてくる/子ども専属のお手伝いさんにならないで/お互いの子どもを気に掛け合う
第6章 限りある子どもとの時間を大切に
親の三つの仕事/命を守ること/子どもの発達段階を大切にすること/子どもからの愛に気づくこと/巣立ちは、三つの仕事を子ども自らが引き受けようとすること/後ろから見守るスタンスの「子やらい、孫やらい」/安心して巣立たせてやるために/親子として出会えた不思議に感謝して
あとがき